Ubuntu

proxy環境下のUbuntu16.04でGPSデータ(.kml)を開きたい。

Googole EarthやGoogle Map等の地理情報表示のためのファイル形式ですね。
Windowsだとカシミールで解決したのでよかったんですが、Ubuntuだとどうにもうまくいかなくて、割と手こずったのでメモ書きしておきます。
このproxyって、しょっちゅうやりたいことを阻んでくるんで困っちゃうんですよね。。。

Google Earthを試してみる

Google Earth capabilities for no-code geospatial evaluation and analytics
Leverage Google Earth's capabilities for geospatial data analysis and map creation. Elevate your projects to meet your business needs.

まず、順当にGoogle Earthを試したんですが、これがまずインストールで詰まる。
調べかたら悪いのか、2017年8月中旬時点でLinux対応してるのがGoogle Earth Proだけみたいでインストールできてもうまくいかない。
ファイルの競合があったりして、そもそもインストールが非常に面倒くさかった。
インストールの手順は長くなりますし、他サイト様へお譲りします。
どこにも情報を見つけられなかったのですが、自分環境では下記2点だけ要注意でした。

  •  lsb_core と lsb_security はワンラインでインストールすれば競合を回避できました。
  • 「Googleへの接続にHTTPSを接続する」のチェックを外すとマップが読み込めました。

しかもせっかくインストールできて動いてくれても、kmlファイルは開けたんですがなんか拡大率がわるいというか、拡大しても画像がぼけたままで使い物にならない。

これ、東京駅周辺なんですが、どんなに待ってもなぜかこの状態よりもくっきりとした絵にならない。
田舎だからまだデータがないんだよ、とかいうレベルを超えてると思うんですよね。
解決策知ってる人、情報求む。

ただ、自分の環境だけかもしれないです。
とりあえずインストールしたい、という場合は、こちらで手に入るスクリプトが楽でおすすめ。

Google Earth for Ubuntu/Linux Mint, Easy Installation Method (64bit / 32bit)

Vikingを試してみる

Viking GPS data editor and analyzer
Download Viking GPS data editor and analyzer for free. Viking is a free/open source program to manage GPS data. Viking is a free/open source program to manage GPS data. You can import, plot and create...

他にもkmlファイルを開けるソフトは見つかったんですが、どれもproxyの壁に阻まれたのをどうにもできませんでした。

どうにかできたのが、このVikingというソフト。
インストールも、ubuntuのデフォルトレポジトリ含まれているのでapt-getするだけです。

$ sudo apt-get install viking

ただし、気をつけないと行けないのは、おなじみのexportコマンドを「.profile」に記述してないとproxy設定が適用されずに地図データが読み込めないということ。

$ export http_proxy="http://username:password@your.proxy.address:port/"
$ export https_proxy="http://username:password@your.proxy.address:port/"

よく使う「.bashrc」じゃなくて、「.profile」です。間違えて「.bashrc」に記述しても、ターミナルからvikingを起動しないと地図が読み込めません。

たまたまkmlファイルを開けるソフトとして扱ってますが、もちろん他の形式にも対応しているようです。ついでに、一度読み込んだことがあるマップならオフラインでもそのマップデータを読み込めます。
機能のまとめはこちらの方が分かりやすいかも。

Viking - OpenStreetMap Wiki

こちらが東京駅周辺の図。
自分の用途では航空写真よりも見やすいので、むしろこちらの方が有り難い。
もちろん航空写真(bingのマップデータ)も参照可能です。
ただ、デフォルトではこの地図ではないデータが最初に読み込まれるんですが、接続に失敗して地図が表示されません。
左上で選択中の「Default Map」を右クリックして出せるプロパティメニューから地図を変更できますが、ソフトを再起動すると元に戻ります。
これはiniファイル(~/.viking/viking_layer_defaults.ini)を修正する必要がありました。
vimか何かで開いて、[map]の項目の mode=18 (たしか)を mode=13 に変更すれば、サンプル画像にも使っているMapnikのデータを読み込めます。

~前略~
[Map]
mode=13
directory=/home/username/.viking-maps/
cache_type=1
mapfile=
alpha=255
autodownload=ture
adlonlymissing=false
mapzoom=0
~後略~

参考までに、航空写真版の画像も貼っておきます。


東京駅周辺。(日光のせいだろうけど、なんか黄ばんでる・・・)

ぐぐーっと寄った図。(丸の内中央口)

これ一つあれば、十分なのでは・・・?

というわけで、目的達成できたのでこれにて終了。
お疲れさまでした。


◇本日のお品◇

GPSつながりで、最近流行のスマートタグです。
これ、自分も持ってるんですけど便利ですよー。
財布に入れると、忘れて家を出たときにスマホに通知が来るんです。
財布よく家に忘れてたんですけど、これでほぼなくなりました。

もしも落としてしまっても、最後のGPS取得地点を教えてくれます。
便利な世の中になりましたね。。。

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