ブルーレイを自作したい。

DVDを自作するのは結婚式の余興なんかで作り慣れてるんですが、ブルーレイはなんだかんだ初めて作ろうとしたので思いの外 ハマりました。
模索した内容をとりあえず備忘録として書いておきます。
基本的な使い方はグーグル先生にお任せします。

これまで大概のことはフリーソフトで切り抜けてきたので、もちろん今回もフリーソフト。
今回使うのは「multiAVCHD」というオーサリングソフト。
まずはこのソフトでできることと、注意点を書いておきます。
(細かいことを言い始めるとわかりにくいのでざっくり書きます。)

○ できること

  • ある程度自由の利くメニュー付きのブルーレイが作れる。
  • オープニングムービーを挿入できる。(メニュー画面の前に流れるやつ)
  • メニューのサムネイルは各チャプターごとのアニメーションにできる。

○ 注意点

  • テンプレから大きく外れるようなメニューは難易度がかなり高い。
  • オープニングムービーは、静止画しかできない。(音声の挿入は可能)
  • 特定の条件下でアニメーションサムネイルを指定できないっぽい。(条件不明)
  • 複数の動画を盛り込めない。(1本の動画をチャプター分けなら可能)(環境の問題?)

自由の利くメニュー画面を作成可能ということで飛びついたんですが、結構クセがあったのでだいぶハマりました。
確かにテンプレもあってちょっと手軽にメニュー画面を作ってしまおう、というなら楽そうに見えるんですが、テンプレから外れるようなことをしようとすると、ソースコード的な見た目のテンプレートデータを自分で作る必要があります。
もちろん、チャプターメニューに移動するボタン位置をずらしたりするのはすぐできます。

さらにオープニングムービーに動画を指定できないのは想定外でした。
一応動画ファイルを選択することはできるんですが、できあがったブルーレイを入れてもオープニングムービーが再生されずにメニューに飛んでしまいます。
さらにアニメーションサムネイルが曲者のようで、指定するとオーサリング中にエラーが出てしまうことがありました。
エラーが出る条件が「オープニングムービーも指定したとき」だと思ってたんですがどうも違うようで、しばらくしてもう一度試したらなぜかうまく出力できました。

とはいえ、「フリーソフトなのにメニュー付きのブルーレイが作れる」のはかなり大きい。
おおよそ目的の内容のメニュー付きブルーレイを作ることができたので、その途中で出くわしたエラーと原因と思われることおきます。


○ 謎のエラー「(RT) Invalid array index. Array is empty – Line 35926」襲来

エラーダイアログ

このエラーが手強かった。
インデックスが空だから良くないというのはわかる。
頼むからなんのインデックスなのか教えて欲しい。
そのラインは何のラインなんだ、ソースコードか?と、エラーが解読できないんです。

設定項目は何度も見直したし、読み込んでる動画が対応してないのかも疑いました。
それらしい設定項目もないし、動画も対応形式に含まれてるし、ネットで情報探しても同じエラーは見つかるものの解決策は見つからず・・・。

結果、私の場合は原因は読み込んだ動画の形式でした。
(この思いこみがこのエラーの解決を難解にしていたわけです。)

公式ページによると、対応形式は下記の通りです。

Input formats for video files Input formats for audio files
mov, mkv, mp4, wmv, avi, mp2, mp3, ac3,
ifo, avs, trp, vob, flv, pcm, ogg, wav,
m2v, vc1, 264, mpg, evo, mlp, fla, flac,
mpl, mts, m2t, ts, dts, lpcm, dtshd
mpls, mpeg, m2ts

見る限り、コンテナはmtsでOKらしいです。
過去に市販のオーサリングソフトを使って編集をしてもらったときは、動画はH.264(MPEG-4AVC)、音声はAC-3でエンコードしてmtsコンテナに詰め込めばうまくオーサリングできたので、完全にこれを信じきっていました。

もう少し言うと、今回使用した「multiAVCHD」は他のフリーオーサリングソフトが出力する「BDAV」ではなく、「BDMV」というアプリケーションフォーマットで出力します。

「BDMV」が対応しているフォーマットは下記の通り。

Video Audio
MPEG-2, リニアPCM,
MPEG-4AVC, AC-3, …等
VC-1 (AACは非対応)

ここまでの前情報があったもんですから、入力動画に問題はないだろうと思ったんです。
これがいけませんでした。

読み込ませる動画はいつも通り Aviutl で出力しました。(「FFmpegOUT」プラグイン使用)
設定内容は下記の通り。(で、問題ないはず)

FFmpegOUT設定内容

しかし、この設定内容ではあえなく撃沈。
オーサリング中にエラーで強制的に終了させられます。

考えられる設定項目をいじってみみましたが まったく効果がなかったので、ダメ元で、冗談半分で「出力拡張子」を「.mts」→「.m2ts」に変更してみました。
( .mts と .m2ts は本質的には同じものと理解しているんですが違うんでしょうか。。。)

FFmpegOUT設定内容(成功)

するとなんと、エラーもなくオーサリングが完了しました。驚きました。
正直原因は判明しましたが、その理由がわかってない為、釈然としません。
しかしなんとか目的のものは完成したので、今回はよしとします。

調べてる内にどこかで見かけましたが、この手のオーサリングソフトは フリーではなく市販品を買って使った方がよっぽど楽にクオリティの高いものを作れるらしく、ハマってる間に結構迷いました。

今後 multiAVCHD ではできないことが出てくれば、本格的に市販品の購入を検討した方がいいのかもしれません。

というわけで、今回はここまで。
お疲れさまでした。


◇本日のお品◇

Amazonで一番人気のオーサリングソフトの、上位版のようです。高い。
オーサリングソフトというよりは編集ソフトなので、「動画編集+オーサリング」です。
オーサリング部分だけでいいんですが、くっついたものしか市販されてないらしいです。

ちなみに本文中で書いた「過去に市販のオーサリングソフトを使って編集をしてもらったとき」は、まさに一番人気の「TMPGEnc Authoring Works 5」でした。
このあたりを購入するならすべきですかねー。