Visual Studio+Anaconda で Python 環境を立ち上げた話。

Pythonの勉強がしたくて環境を構築したので、その備忘録を残しておこうと思います。環境はこういうもの(↓)を想定してます。

OS:Windows7(64bit)
IDE:Visual Studio Community 2015
Python:ver2.7.12、ver3.5.2 の共存(Anaconda 4.1.1)

AnacondaのおかげでPythonのインストールが大変簡単でした。


○ Python(Anaconda)のインストール

Anacondaは「Python本体+よく使われるパッケージのセット」です。
これ一つでかなりのパッケージを網羅できますし、パッケージインストール時のトラブルも回避できるという優れものです。
もちろん無償です。すばらしい。
下記リンクよりAnacondaをダウンロードします。

Downloads
Download Anaconda Distribution for 1,000+ Python and R data science packages, a package, environment, and dependency manager, and free community support.

自分の環境に合わせてダウンロードするので、私はWindows 64bitです。
(2016年8月時点では)PYTHON2.7 と PYTHON3.5 がありますが、Python2 とPython3のどちらをメインとして使いたいかで選択します。
根強い人気のPython2ですが、私はPython3をメインにしたいと(なんとなく)おもったので、PYTHON3.5の方を選びました。

ちなみに最小構成のみに絞ったminicondaというものもあるようです。
こちらは詳細については割愛しますが、下記リンクからダウンロード可能なようです。

Miniconda — Conda

ダウンロードすると「Anacondaのチートシートはいかが?」と聞かれます。
入力したメールアドレスに自動で送ってくれますが、案の定そのあとAnacondaに関するメルマガ的なものが届くようになります。
そんなに頻繁でもないですしそのままにしてますが、嫌な人はチートシートはネット検索で。

ダウンロードが完了したら、インストーラに従ってインストールします。
正直あっさりしすぎて書くことないです。
スムーズにインストールできることはすばらしいことです。
この段階で、私はPYTHON3.5を選んだのでPython3の環境が既に整っています。
(エディタでコーディングしてコマンドプロンプトからの実行が可能)

ここでサブとして使うPythonを、condaを使ってインストールします。
condaはPythonのパッケージ・環境を管理するシステムだそうです。
コマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを入力し、Python2をインストールします。

「-n ○○」で、「○○という名前」で環境をセットアップします。
この環境を呼び出すときは毎回「○○」で指定するので、短い名前の方がよさげです。
「python=2.7 anaconda」で、「pythonの2.7をanacondaで」セットアップします。
元々PYTHON2.7のインストーラでインストールしていた人は、ここを「python=3.5 anaconda」にすればOKです。

しばらく待ってインストールが完了したら、以下のコマンドでインストールされている環境を確認できます。

最初にインストーラでインストールしたPYTHON3がroot、後でcondaを使ってインストールしたPYTHON2が追加されているのがわかります。
開発環境を使わずにコマンドラインだけで行うのであれば、下記のコマンドで2つの環境を切り替えて使用します。

環境を指定するときは、先ほど指定した名前を指定します。
私は「py2」という名前でインストールしたのでこのように切り替えてます。


○ Visual Studio のインストール

こちらも、少なくとも個人利用では無償のCommunityを使います。
ダウンロードはこちらからです。

ダウンロード | IDE、Code、Team Foundation Server | Visual Studio
Visual Studio Community、Professional、Enterprise をダウンロード。今すぐ無料の Visual Studio Code、または Team Foundation Server をお試しください。

インストールの際、過去に使ったことがある人なら問題ありませんが、Microsoft アカウントの登録を求められます。
たしか無くてもいけた気がしますが、登録しても減るものもないですしメルマガなども無かった気がするのでさくさくっと登録して損はないと思います。

インストール項目については、デフォルトの状態から一カ所だけチェックをつけます。
それは「Python Tools for Visual Studio」。
これにチェックをつければVisual StudioでPythonを扱うことができるようになります。
それ以外はそのままインストーラに従ってインストールします。

というわけでインストールはこれで完了。いたってシンプル。
ちなみにここまでで13~14GBの容量が増えました。(さらにC++環境の追加は+4GB)

あとは Python 2 と Python 3 を切り替えられるように設定が必要です。


○ Visual Studio への Python 環境の追加

PythonとVisual Studioのインストールが終わった時点で、メインでインストールした方のPython環境はすぐに利用できますが、サブの方は環境設定を追加してあげる必要があります。
最初の一回だけ、一度設定すれば以降は必要ありません。

まずは新しいプロジェクトをPython Applicationで立ち上げます。
vspy_00

プロジェクトが立ち上がったら、「ツール -> オプション」でオプション画面を開きます。
開いたら「Python Tools -> Environment Options」を開きます。
開いたら「Add Environment」をクリック。
vspy_01

環境名の入力をしたら、環境設定情報を入力します。
Path:”python.exe” のあるフォルダを指定
Windows Path:”pythonw.exe”のあるフォルダを指定
 Library Path:ライブラリフォルダを指定
 Architecture:自分の使っているOSにあわせて選択
 Language Version:使いたいPythonのバージョンを選択
 Path Environment Variable:(正直いまいちわからないけど)環境変数名を自由に入力
vspy_02

これで2つの環境をどちらも使うことができるようになりました。

では実際に使い分けるにはどうすればよいのか。

画面右側のソリューションエクスプローラーを開きます。
そして「Python Environments -> View All Python Environments」を開きます。
vspy_03

すると先ほど自分で追加した環境を含め、2つの環境が表示されます。
自分が使いたい環境を選択した上で、
「Make this the default environment for new projects」をクリックします。
vspy_04

これで好きな環境を選択できます。
ちなみにprint関数の書き方が Python 2 と Python 3 で違うのでそれで確認すると・・・

こちらが Python 2 。
vspy_05

こちらが Python 3 。
vspy_06

Python 3 では括弧付でなければいけないそうですが、その通りになっています。

というわけでこれでPythonを使い放題です。
夢がひろがりますね。

おつかれさまでしたー。


◇本日のお品◇

パイソンといえばコルトパイソンですね。
モデルガンでもガスガンでもいいんですがなんとなく欲しいと思い続けてます。
どちらにせよ置物になりそうではあるんですが。